画像 シライ フミト
白 井 史 人  准教授

  • 学歴(卒業・学位取得):
      学部
    • 東京大学教養学部超域文化科学科 2007年卒業
      大学院
    • 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 2009年学術修士
    • 東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻 2015年単位取得退学 2018年学術博士(東京大学)
  • 研究室:日吉来往舎642(内線33242)
  • 担当科目:ドイツ語, 総合教育セミナー
  • 専門領域:音楽学,映画の音楽,表象文化論
  • 研究紹介:ドイツや日本における映画の音楽を主たる研究対象としている。音楽史学の手法を中心に,映像学,表象文化論,ドイツ研究などの視点を組み合わせて,映像音響研究という新たな領域に取り組んでいる。具体的な研究テーマは,アルノルト・シェーンベルク,ハンス・アイスラーから戦後前衛音楽にいたる作曲家と映画との関連や,日本,ドイツ,アメリカにおける無声映画期の伴奏音楽など。
主要著作・論文
〔著書〕
 1.『世界は映画でできている』(石田聖子氏との共編,名古屋外国語大学出版会, 2021)
 2.『貴志康一と音楽の近代』(梶野絵奈氏,長木誠司氏,ヘルマン・ゴチェフスキ氏ほかとの共著,青弓社,2011)
〔論文〕
 3.「シェーンベルクの「オペラ」と「ドラマ」---《今日から明日へ》と『聖書の道』からみるワーグナーへの両義的態度」(『ワーグナーシュンポシオン2020』,59-80,2020)
 4.「12の音による軍楽---『映画のための作曲』と映画『4億人』におけるアイスラーの12音技法」(『愚かでない音楽を求めて(和田ちはる編著)』,117-140,2020)
 5.「映像なき伴奏音楽の系譜 ---溝口健二,マウリシオ・カーゲル,坂本龍一」(『Artes Mundi (5)』,73-88,2020)
 6.„Esoterisch, heroisch oder pathologisch? -Die Konnotationsvielfalt der Dodekaphonie in der Filmmusik der 1930er bis 1950er Jahre“ (Einheit in der Vielfalt? Germanistik zwischen Divegenz und Konvergenz: Asiatische Germanistentagung 2019 in Sapporo, 647-654, 2020)
 7.「無声期の邦画伴奏における手稿譜の使用実態---無声映画伴奏譜「ヒラノ・コレクション」の筆跡調査と音色表現の分析」(『演劇研究 (41)』,35-58,2018)
 8.「演奏する映画/歌い終えるオペラ---1910〜20年代のシェーンベルクの舞台作品と映画との関係」(『表象 12』,151-168,2018)
 9.「シェーンベルク《映画の一場面のための伴奏音楽》の作曲過程とその背景 」(『音楽学 61(1)』,1-15,2015)
〔翻訳〕
 10.ライナー・マリア・リルケ「秘密」(ドイツ語からの翻訳,『世界文学の小宇宙1 欧米・ロシア編 悪魔にもらった眼鏡』 亀山郁夫,野谷文昭(編訳),151〜175,名古屋外国語大学出版会,2019)
所属学会・団体:
 日本音楽学会,表象文化論学会,日本独文学会