画像 イチカワ カヨコ
市 川 佳世子  専任講師

  • 学歴(卒業・学位取得):
      学部
    • 慶應義塾大学文学部人文社会学科美学美術史学専攻 2004年卒業
      大学院
    • 慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程美学美術史学専攻 2007年哲学(美学)修士
    • 英国ウォーリック大学大学院博士課程美術史学専攻 2016年Doctor of Philosophy in History of Art (University of Warwick)
      他の学歴・経歴
    • 慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程美学美術史学専攻(2009-11), University of Warwick, Postgraduate Award: Teaching and Learning in Higher Education (2016-17)
    • 慶應義塾中等部英語科非常勤講師(2005-10),慶應義塾女子高等学校外国語科(英語)非常勤講師(2006-09), Associate Tutor, History of Art Department, University of Warwick (2015-2017),慶應義塾大学文学部非常勤講師(2017, 2019, 2022),慶應義塾大学アート・センター,プロジェクトマネージャー(2018-19),日本学術振興会海外特別研究員(2019-22),国際基督教大学非常勤講師(2022),明治学院大学非常勤講師(2023-)
  • 研究室:日吉来往舎423(内線33123)
  • E-mail:ichikawa@fbc.keio.ac.jp
    (@は全角で表示してあります。半角の@に置き換えてご利用ください)
  • 担当科目:英語,総合教育セミナー
  • 専門領域:美術史,西洋中世美術,イタリア美術
  • 研究紹介:13-14世紀イタリア美術,特にシエナの祭壇画を主な研究対象とし,作品の素材や技法,様式,元来の設置場所や機能,図像学的プログラムの分析を通じて,都市社会における美術の役割とその歴史的・文化的背景を多角的に考察している。西洋中世美術を,アルプス以北と広義の地中海エリアにおける知的・文化的交流の文脈において捉え直し,グローバルな視点を持つ新たな美術史的方法論を提示することを目指す。
主要著作・論文
〔論文〕
 1.“Staging the Virgin Mary as the Ruler of the Sienese City-State’, in Staging the Ruler’s Body in Medieval Culture, eds Michele Bacci, Gohar Grigoryan, and Manuela Karlen-Studer, Turnhout: Brepols, 2023, pp. 225-245
 2.“Guido da Siena’s Coronation of the Virgin: Thirteenth-Century Marian Devotion between East and West,” IKON 10, 2017, pp. 78-96
 3.「ドゥッチョ画シエナ大聖堂主祭壇画《マエスタ》物語場面のプログラム---『テベリア湖上での出現』場面を中心に」『慶應義塾女子高等学校研究紀要』第26号,2009年,59-79頁
〔翻訳〕
 4.「ジョヴァンニ・ベッリーニ---出生,親子関係,独立」ダニエル・W・メイズ著(金山弘昌編,『黎明のアルストピア---ベッリーニからレオナルド・ダ・ヴィンチへ』ありな書房,2018年,21-52頁)
 5.「ブリューゲル一家---フランドル神話の立役者」セルジオ・ガッディ著(東京都美術館ほか編,『ブリューゲル展---画家一族150年の系譜』展覧会カタログ,東京都美術館,2018年,8-12頁)
 6.「第4章 1420〜1430年 遠近法と遠近法への不満」スティーヴン・J・キャンベル&マイケル・コール著(池上公平・金山弘昌監訳,『イタリア・ルネサンス美術大図鑑(1)1400年〜1500年』柊冬舎,2014年,90-109頁)
〔その他〕
 7.“Review: Francesco Traini e la pittura a Pisa nella prima metà del Trecento. By Linda Pisani,” The Burlington Magazine 163, No. 1417, 2021, pp. 380-381
 8.「カルチュラル・コミュニケーター・ワークショップ---21世紀型教育の実践モデル」『慶應義塾大学アート・センター年報/研究紀要』第27号,2020年,202-208頁
 9.「歴史家ワークショップ---デジタル化時代における草の根的国際化」(中辻柚珠,山本浩司との共著)『歴史学研究』第1000号,2020年,62-73頁
所属学会・団体:
 三田芸術学会,美術史学会,美学会,西洋中世学会,Association for Art History (AAH), The Higher Education Academy (Advance HE),International Center of Medieval Art (ICMA),International Council of Museums (ICOM), International Committee for University Museums and Collections (UMAC),歴史家ワークショップ
海外歴:
 2010-2011年,シエナ大学文学部単科コース,イタリア政府給費奨学生(イタリア)(Borsista del Governo Italiano, Corso Singolo, Facoltà di Lettere e Filosofia, Università degli Studi di Siena, IT); 2011-2016年,ウォーリック大学大学院美術史学専攻博士課程(英国)(Ph.D. candidate, History of Art Department, University of Warwick,UK); 2017-2018年,フリブール大学,スイス政府給費奨学生,博士研究員(スイス)(bourse d’excellence de la Confédération Suisse pour séjour de recherche, Université de Fribourg, CH); 2019-2022年,フリブール大学,日本学術振興会海外特別研究員(スイス)(JSPS Overseas Research Fellow, Université de Fribourg, CH)